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  • 第13回 「救世主」となる建築士をどう探すか ― 支払いすら止める、施主代理人の「本当の活用術」

    第13回 「救世主」となる建築士をどう探すか ― 支払いすら止める、施主代理人の「本当の活用術」

    前回、建築士を味方につけることで92坪の家でも2086万円もの差が出た実例をお話ししました。

    今回は「では、どうやって信頼できる建築士を探し、どう活用すればいいのか」という、具体的な手順を公開します。

    1. 最初の窓口は「建築士事務所協会」にある

    多くの人はネット検索だけで探そうとしますが、実は確実な方法があります。各都道府県にある「建築士事務所協会」という公益団体に相談することです。

    ここには、そのエリアの事務所の得意分野や人員構成、さらには過去のトラブル情報なども蓄積されています。「家づくりを専門にする建築士を紹介してほしい」と電話をかけ、数カ所の候補を挙げてもらうのが、失敗しない第一歩です。

    2. 「口のうまい建築士」には要注意

    紹介を受けた数名と面談する際、どこを見るべきか。 建築士は本来、職人気質で言葉を選びながら慎重に話す人が多いものです。

    • 要注意なタイプ: 芸人のように口数が多く、おだて上手。
    • 信頼できるタイプ: 地味でも、あなたの希望を最後まで聞き、リスクについても正直に話す。

    派手な広告宣伝費を使えないためホームページは地味かもしれませんが、そこには「宣伝」ではなく「実績」が眠っています。

    3. 建築士だけが持てる「最強の切り札」

    建築士を雇う最大のメリットは、単なる図面作成ではありません。建築会社が工事ミスを犯したり、手抜きをした際、「工事代金の支払いを止める根拠」を提示してくれることです。

    建築会社にとって、最も堪えるのは「お金を止められること」です。 しかし、素人である施主が銀行に「納得いかないから支払いを止めてくれ」と言っても、銀行は応じてくれません。ここで建築士が「技術的な不備がある。直るまで支払うべきではない」という証明を行うことで、初めて支払いにブレーキがかかります。

    4. ダメなものは「壊してやり直し」を命じる強さ

    建築士は施主の代理人として、工事現場で厳しい目を光らせます。完成間際であっても、納得がいかなければ「壊してやり直せ」と命じる。これができるのは、彼らが「プロ対プロ」として、法規と技術の絶対的な根拠を持っているからです。

    建築士を味方につけるということは、あなたが建築会社の言いなりにならず、常に対等な立場でいられるということです。まさに「救世主」の力を得ての家づくりと言えるでしょう。

    #家づくり #注文住宅 #建築士 #施主代理人 #ハウスメーカー比較

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