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新築の床材選びのおすすめは?無垢フローリングと複合フローリングはどっちがいいのか?

家づくりの内装の中で、床材はとても大きな面積を占める部分と考えると床材選びはとても重要で、家の内装のベースとなる部分になるでしょう。

床材の素材や色によって、家の中の雰囲気がガラッと変わってしまうくらい大きな影響があると思います。

現在の床材は、無垢(むく)フローリング複合フローリングが主に使われますが、それぞれにメリットやデメリットなどの特徴があります。

こちらの記事では無垢フローリングと複合フローリングの特徴と、実際にどちらの床材がいいのかの見解について解説いたしますので、床材選びの参考にしていただきたいと思います。

 

無垢フローリングとは


引用:https://www.ando-kensetsu.jp/

無垢フローリングとは構成層が天然木のみの天然木100%の単層で構成されていて、単層フローリングとも呼ばれています。

木そのものの魅力を存分に味うことができるのが無垢フローリングなんです!

 

無垢フローリングのメリット


引用:https://za.pinterest.com/pin/599682506607144230/

無垢フローリングのメリットはたくさんありますが、まず見た目の雰囲気が他のものとは格段に違い、圧倒的な高級感があります。

素足で歩いた時の肌触りが抜群な点や、天然の木ならではの温もりにより冬場の寒い時期に素足で生活してもあまり冷たさを感じないというのも特徴の一つです。

そして、梅雨時などの湿気の多い時には湿気を吸収し、冬場などの空気が乾燥した時には湿気を放出してくれるという天然木特有の調湿効果にも優れています。

他の材質のものは年月の経過により確実に経年劣化していくのに対して、使っていくことで天然木特有のアンティークに近い豊かな味わいが出てくるのも無垢フローリングの特徴です。

室内環境の面でも、有害物質を含む接着剤の使用が少なく身体に優しいため、シックハウス症候群の対策としても有効といえます。

複合フローリングと違い、10年後、20年後に表面をすべて削って、もう一度新しい床に生まれ変わらせることも可能です。

 

無垢フローリングのデメリット


引用:https://jtmw.net/?p=609

無垢フローリングのデメリットの一つに、傷が付きやすい点があります。

無垢材の種類にはオーク材、パイン材、ウォールナット材などたくさんの種類がありますが、特にパイン材などの柔らかい材質の無垢材を採用した場合には、何かモノを落としたり、硬いものを引きずってしまうと、すぐに傷ついてしまいます。

それを味わいとして捉える方もいらっしゃいますが、傷が気になる方であればウォールナット材やナラ材などの硬い床材を採用すれば比較的傷は付きにくいでしょう。

ただし、全く傷が付かないものはありませんので、その点はご注意下さい。

もう一点のデメリットは、どうしても生きた天然の木を使用しているため気温や湿度などの変化によって反りや割れが出ることがあります。

また無垢材は汚れが付きやすく、水がしみこみやすい特徴があるため、キッチン回りなどの水回りの床にはあまりお勧めできません。

更に、複合フローリングなどに比べると費用も高く、木の種類によっても価格の幅が大きいため、費用面では注意する必要がります。

メンテナンスの面でも、床を長持ちさせるためにはオイル塗装などのメンテナンスは必要になってきます。

 

無垢フローリングのメンテナンスの仕方


引用:https://renolog.wordpress.com

オイル仕上げされた無垢フローリングの場合は、どうしても表面のオイルコーティングが剥がれてきてしまいます。

何もしなくてもすぐに大きな不具合が出てくるわけではないですが、床材を長持ちさせるためにはオイル塗装のメンテナンスをするのが効果的ですので、1年に1度くらいはご自身でオイル塗装をすることをお勧めします。

 

無垢フローリングについてしまった傷の治し方


引用:https://blog.goo.ne.jp/gtomita/e/0ad63c2c171b4eca010938af733b7f32

『あっ、モノを落として床を傷つけてしまった』ということは必ずあります。

初めての時は特にショックが大きいでしょう。

ただ無垢フローリングの場合、ある程度まではご自分で傷を補修することができます。

無垢フローリングは複数層で構成された複合フローリングと違い天然木100%の生きた木であるため、水と熱を加えてやることで、ある程度補修することが可能なんです!

その方法は、濡れた雑巾を傷の上にあてて、その上からアイロンを数十秒かけるという方法です。

この方法で木を膨張させることにより、傷をある程度補修することができます。

ただし、アイロンはあまりやり過ぎてしまうと床が焦げてしまいますので、注意が必要です。

 

複合フローリングとは


引用:http://renoself.com/340/

複合フローリングとは、薄くスライスした集成材などの複数枚の板を接着剤で貼り付けて、表面に化粧材を貼り合わせた床材のことをいいます。

複合フローリングには、化粧シートタイプ、単板(突き板)タイプ、挽き板タイプがあります。

 

化粧シートタイプ
樹脂などのシートに木目調のプリントを施したシートを、化粧板として表面に貼り合わせたタイプです。
汚れが付きにくく、また拭き取ればすぐに取れるため掃除がしやすい特徴があります。
一方で、あくまで表面はプリントのため、天然木の風合いとは程遠くなってしまいます。

単板(突き板)タイプ  
天然木を厚さ1mm以下の厚みに薄く削り、化粧板として表面に張り合わせたタイプです。
本物の木の木目を利用するため、本物の質感に近づけることはできます。
ただ自然木を貼り付けているとはいえ非常に薄いため、無垢材と比べると肌触りや重厚感は、どうしても劣ってしまいます。
また、表面の化粧板が非常に薄いため、少しの傷でも下の集成材が見えてしまったりといった不具合が出てくることがあるでしょう。

挽き板タイプ
天然木を厚さ2~3mm程度の厚みに削り、化粧板として表面に張り合わせたタイプです。
単板タイプよりも厚みがあるため、より天然木に近い見た目や肌触りを出すことができます。

費用の面では、化粧シートタイプ ⇒ 単板(突き板)タイプ ⇒ 挽き板タイプの順に高くなっていきます。

 

複合フローリングのメリット


引用:http://mamenouchi.blog.fc2.com/category5-2.html

複合フローリングのメリットは、まず無垢フローリングよりも費用を安く抑えることができます。

また硬い材料を使用したり、プラスチック樹脂を染み込ませて硬化させる加工が施されているものも多く、傷が付きにくい特徴があります。

更に表面がシートであったり、フッ素塗装が施されているものが多く、汚れが付いても拭き取ればすぐに取れて、シミになりにくいのもメリットの一つです。

また気温や湿度による反りなどの変形も少なく、品質が安定しているのも複合フローリングのメリットになります。

メンテナンスの面では、それほど定期的なメンテナンスの必要がない点も、嬉しいポイントだと思います。

 

複合フローリングのデメリット


引用:https://blogs.yahoo.co.jp/ngrwj023/3781290.html

複合フローリングのデメリットとしては、やはり無垢フローリングと比べると、見た目の雰囲気や高級感といった面で、どうしても見劣りしてしまいます。(ただし、挽き板タイプに関しては表面の自然木の部分が分厚いため、比較的見た目は無垢材に近づけることが可能です)

また、表面に張られている化粧板は比較的薄いため、傷が付くと下の集積材が見えてしまうというデメリットもあります。

性能の面では調湿効果はあまり期待できず、肌触りもや温かさといった面でも無垢材のような感覚は感じられないでしょう。

 

結局、新築の床材選びのおすすめは?


引用:https://www.advan.co.jp/eshop/flooring/flooring-002.html

個人的には無垢フローリングをお勧めします。

何と言っても、天然木特有の肌触りや見た目の雰囲気、圧倒的な高級感は他のものとは比べ物になりません。

また性能の面で見ても調湿効果に優れていて、湿気の多い時には湿気を吸収し、空気が乾燥した時には湿気を放出してくれることで、常にお部屋を快適な状態に保ってくれるのも大きな魅力の一つです。

デメリットとしては、確かに無垢フローリングでは気温や湿度などの変化によって、どうしても反りや割れが出ることはあり、傷に関しても付きやすいのは事実です。

ただし反りや割れに関しては、余程安くて悪い材料を使わなければ生活に支障が出るような不具合が出ることはあまりないかと思いますし、傷に関してもオーク材などの少し硬めの材料を使うことで対策することは可能です。(ただし、ローズウッド材などの最高クラスに固い材料を使用するとなると費用が大幅にアップしてしまいますので価格には注意が必要です)

また、逆にこういった反りや傷も一つの『味わい』として捉えたり、経年による色やツヤの変化はアンティーク調に『床を育てていく』という感覚で楽しむことができれば、デメリットがデメリットではなくなるかもしれません。

何より床というのは生活する上で常に身体に接触している唯一の部分で、無垢材の肌触りや温もりの快適さは、デメリットを補って余りあると思いますので、多少お金をかけてでも個人的には無垢フローリングをお勧めします。

 

まとめ

家づくりにおける床材選びについて解説いたしました。

無垢フローリング、複合フローリングともにメリットとデメリットがありますが、肌触りや見た目の雰囲気、圧倒的な高級感などを考えると、100%天然木を使った無垢フローリングをお勧めしたいと思います。

費用は若干高くなりますが、床は生活をする上で常に身体に接触している唯一の部分であることを考えると、少しお金をかけてでも快適さを選んでいただきたいというのが、私の意見になります。

ただし、複合フローリングには複合フローリングの良さがありますし、費用も抑えることができますので、総合的に見てご自身に合った床材選びをしていただければと思います。

少しでも皆さんの床材選びの参考になれば幸いです。