地盤調査

新築時の地盤調査の必要性とその調査方法とは?軟弱な地盤には地盤改良が必須!

安全に新築一戸建てを建てるためには、工事前の地盤調査は欠かせません。

その理由として、地盤は建物を建てる上での土台となる部分のため、地盤の状態によって建物に悪影響が出てしまうことがあるからです。

もし地盤調査で、軟弱な地盤だった場合には、安全に建物を建てるために地盤改良が必要になってきます。

こちらの記事では、建築前に行うべき地盤調査から、軟弱な地盤が見つかった際の地盤改良までを詳しく解説いたしますので、参考にして頂ければと思います。

 

地盤調査とは?

地盤調査とは、建物を建てる際に必要な地盤の性質の把握を目的として、地盤を調査することを指します。

主に土地の荷重や沈下に対する強度などを調査します。

 

なぜ地盤調査が必要なのか?

では地盤調査はなぜ必要なのでしょうか?

例えば、もし軟弱な地盤の上に建物を建ててしまった場合、地盤沈下や液状化現象などが起きる可能性があり、せっかく建てた家が傾いてしまう原因にもなりかねません。

そんなことのないように地盤調査が必要になってきます。

地盤調査にて、建物を建てる場所の地盤が安全に建物を支えることができるかについて検証し、もし軟弱な地盤の場合は地盤の強度を増すために『地盤改良』を行わなければなりません。

 

瑕疵保険による地盤調査の実質義務化

現在は法律により瑕疵保険への加入が義務付けられています。

この瑕疵とは、契約通りの性能や品質が確保できていないことを指し、施工業者には10年間の瑕疵保証責任が義務付けられています。

つまり、引き渡しから10年以内に住宅に瑕疵が見つかった際には、施工業者は補修する義務があり、その補修費用を保険金として補償するのが瑕疵保険という訳です。

この瑕疵保険への加入の要件として、『地盤調査に基づき適切な基礎設計行わなければならない』とされていますので、地盤調査は実質的には法律により義務化されているということになります。

 

地盤調査の方法とは?

地盤調査の方法としてはスウェーデン式サウンディング試験ボーリング調査などがあります。

ただし、一般的な新築一戸建ての住宅の場合にはスウェーデン式サウンディング試験が用いられることがほとんどになります。

通常、測定箇所は建物が建つ部分の4隅と中心の合計5か所で行われます。

こちらでは、スウェーデン式サウンディング試験について解説いたします。

 

スウェーデン式サウンディング試験

スウェーデン式サウンディング試験では、地盤に鉄の棒であるロッドを垂直に突き刺し、その沈み方を元に地盤の硬さや締まり具合を調査する方法です。

当然、沈みやすい方が地盤が弱く、沈みにくい方が地盤が固いと判断されます。

スウェーデン式サウンディング試験のメリットは、調査にかかる時間が半日程度と短い点や、一人で調査ができることもあって費用を安く抑えられる点が挙げられます。

 

軟弱の地盤の際に行う地盤改良とは?

地盤改良とは、建物を建築するにあたり安定性を保つために地盤に人口的な改良を加えることを指します。

地盤改良をすることで、軟弱な地盤でも安全に建物を支えることができるようになります。

地盤調査の結果、軟弱な地盤であった場合には、この地盤改良が必要になります。

 

地盤改良の工法の種類は?

地盤改良は敷地の地盤調査の結果や、建物の重量や大きさによって工法が異なります。

主に強い地盤が地中のどの位置(深さ)にあるかで、3つの工法に分けられます。

 

表層改良工法

軟弱な地盤が地表から2m以内の場合に使われる工法になります。

土とセメント系固形剤を混ぜ合わせて転圧することによって、強固な地盤の形成を行います。

比較的費用は安く抑えることができますが、勾配の大きい場所では施工が難しいという特徴があります。

 

柱状改良工法

軟弱な地盤が地表から2~8m以内の場合に使われる工法になります。

ドリルにて採掘した穴にセメント系固形剤を流し込み、柱状のコンクリートの柱で建物を支える強化地盤の形成を行います。

3つの工法な中では中間くらいの費用で、多くの戸建て住宅で使われる最も一般的な工法になります。

 

鋼管杭打ち工法

上記の2つの工法よりも更に軟弱地盤が深く、地表から30m以内の場合に使われる工法になります。

金属でできた鋼管を地中の打ち込んで、その鋼管で建物を支える強化地盤の形成を行います。

戸建て住宅で採用されることは少なく、最も強度は強いですが、費用も最も高くなります。

 

まとめ

新築時の地盤調査と地盤改良について解説いたしました。

地盤は建物を建てる上でとても重要なため、地盤調査によって建物を建てる場所の地盤が安全に建物を支えることができる地盤かを調査する必要があります。

調査の結果、もし軟弱な地盤だった場合には、地盤改良によって建物を建築するために必要な地盤に改良する必要があります。

施工後に皆さんの大切な家が傾いてしまうようなことのないよう、正しい地盤調査と地盤改良を行い、安全に工事を行う準備をしましょう。